江戸東京たてもの園へ行ってきました
今日は、東小金井、都立小金井公園内にある江戸東京たてもの園に行ってきました。
大学で建築を学んでいたときは、何度か足を運んでいたのですが、社会人になってからは一度も訪れていなかったので、ふと思い出したついでに散歩してきました。
こちらは、文化的価値の高い歴史的建造物を多数展示した施設です。
今回は時間があまりなかったので足早にいきました。
なのであまり写真は撮れてません...
- (施設概要)
- (園内に展示されている建物)
- 【田園調布の家(大川邸)】
- 【前川國男邸】
- 【綱島家(農家)】
- 【旧自証院霊屋】
- 【村上精華堂】
- 【花市生花店】
- 【丸二商店(荒物屋)】
- 【大和屋本店(乾物屋)】
(施設概要)
※2018年2月の情報です
【地図】
【行き方】
バスで行ってもいいですが、ほとんど時間的には差はありません。
私のように貧乏な建築学科の諸君は歩いてバス代を浮かせて脚力をつけよう!
【開園時間】
4月~9月: 午前9時30分~午後5時30分
10月~3月: 午前9時30分~午後4時30分
【休園日】
毎週月曜日
【入館料】
一般 : 個人 400円 / 団体(20名以上) 320円
65歳以上 : 個人 200円 / 団体(20名以上) 160円
大学生 : 個人 320円 / 団体(20名以上) 250円
(園内に展示されている建物)
【田園調布の家(大川邸)】
1925年(大正14年)に、田園調布に建てられた住宅とのことです。全室洋間となっており、建てられた当時を考えるととてもお金がかかった住宅であることがわかります。
こういう細かい造作がにくいですね。
【前川國男邸】
日本の近代建築を切り開いた建築家前川國男氏の自邸です。ここが好きなので毎回ここに来ています。いつ見てもシンプルで美しい住宅建築だと思います。
この中央にひろい開口、インパクト大ですよ。
学生時代は、似た住宅のプランを課題でよく作ってた覚えがあります。
明るい、とても明るい
このイサムノグチの照明がいいですね。
多分このAKARIシリーズでしょうね。
この住宅にはとても古い家具や珍しい建具など使われていますので、そちらのほうも注目していただければより楽しめると思います。ドアノブに古い戦前のドイツ製の物が使われていたりとシンプルですが凄いです。細かい造作もアイデアいっぱいです。
詳しい納まりを知りたい学生の人はこちらの書籍を確認してみればより面白いと思います。私は大学の図書館でよく借りて読んでいました
【綱島家(農家)】
もとは多摩川の近くにあった、茅葺屋根の民家です。
行った時は、閉館間際だったのでガイドさんはおらず囲炉裏には火が灯っていませんでしたが、前回夏に行った際は、ガイドさんが囲炉裏に火を灯していました。この建物に入ると木の燃えた香りが香ってきます。茅の耐水性や耐久性を増すために行っているとのことでした。
【旧自証院霊屋】
尾張藩主徳川光友の正室千代姫が、その母お振の方(3代将軍家光の側室)を供養するために建立した霊屋だそうです。霊屋を知らなかったので調べました。 霊屋="葬送の前に一時遺骸を安置する所”だそうです。霊安室的な建物ってことなんですかね?詳しい人がいましたら教えてください。
それにしても、すごい装飾です。鮮やかですね。
【村上精華堂】
昭和初期に化粧用のクリーム・椿油や香水等を作って、卸売りや小売りを行っていたお店だそうです。
【花市生花店】
昭和初期に建てられた看板建築の花屋さんです。大正時代から昭和時代にかけて看板建築と呼ばれる耐火性にすぐれた銅板等を意匠を凝らした建物が多く建てられました。
看板建築とはもともとは当時東京大学の藤森照信氏が命名した言葉です。関東大震災後、東京の中心部である銀座などから赤レンガ作りの建物が消え、築地や上野に化粧銅板張りやモルタル下地に彩色を施した家並みが並び始めました。看板建築はこのような建物を称した名前です。
【丸二商店(荒物屋)】
こちらも昭和初期に建てられたお店です。こちらは荒物屋(金物屋)で、
小さな銅板を巧みに組み合わせて模様を作り、建物の正面を飾っています。
細かいですね
お店の中はこんな感じです
裏の長屋も当時の雰囲気を感じさせます。
【大和屋本店(乾物屋)】
こちらは1928年(昭和3)に建てられた木造の商店です。
お店の中はこんな感じです。
ゴールデンバットを発見!昔のパッケージってこんな感じだったんですね!
芸が細かいです。
ほかにも、この江戸東京たてもの園では、たくさんの建物が移築・復元され展示されています。大人の方も楽しめる場所なので休日の日にこちらで散歩するのはいかがでしょうか?カップルで来ても楽しいと思いますよ。